12月4日、金融ブロックチェーンネットワーク「Canton Network」の開発元であるDigital Assetは、5000万米ドルの新ラウンド資金調達を完了した。参加企業には、ニューヨーク・メロン銀行、ナスダック、S&Pグローバル、およびiCapitalが含まれる。
今回の資金調達は、同社が今年早々に完了した1.35億米ドルの資金調達に続くものであり、前回のラウンドはDRW Venture CapitalとTradeweb Marketsが主導し、Citadel Securities、IMC、Optiverなどのマーケットメーカーズが参加した。Canton Networkは金融取引を処理することを目指しており、ユーザーがどの情報を秘匿するかを決定できる仕組みを提供している。また、資産トークン化の有力な選択肢となりつつある。資産トークン化とは、株式や債券といった従来の資産を、ブロックチェーン技術を用いて発行・移転するプロセスを指す。[律動]